北欧神話:ブリュンヒルドはわがまま娘
北欧神話…と聞けば、一番最初に浮かび上がる神はオーディンでしょうか?
オーディンは割と色々なゲームにも登場しているのでわかりやすいかと思います。(例、パズドラ)
そんなオーディンについての記事はいっぱいありそうですし、今回はその娘であるワルキューレ、ブリュンヒルドについて書いて行こうかと思います。
ブリュンヒルデは北欧神話の中でもさほど登場数が多いわけではありません。
そんなブリュンヒルドが登場するストーリーを大まかに説明して行こうと思います。
ブリュンヒルドはワルキューレ達の中でも、特にオーディンに気に入られていました。
そんなブリュンヒルドですが、ある日地上に降り立った際、アグナルと言う青年に、天に帰るための道具を奪われてしまいます。
まあそれ自体はちゃんと返してもらえたのですが、その交換条件としてブリュンヒルドはアグナル付きのワルキューレにさせられてしまいました。
天に帰るための道具を返してもらった後、しばらくアグナルと語り合っていたブリュンヒルドは、アグナルが素晴らしい青年だと思い、自ら彼の専属ワルキューレになりました。
そんなある日、白ひげの王様がアグナルと戦争をし始めました。
オーディンは白ひげの王様に「必ず勝たせてやる」と約束していました。
だから本当は、白ひげの王様が勝つはずだったんです。…本来ならば…。
ところが、ブリュンヒルドはアグナルを勝たせてしまったのです!
そのことに怒ったオーディンは、2度とブリュンヒルドが天に帰れないようにしてしまいました。
その際、ブリュンヒルドはワルキューレではなく、人間になってしまいました。
ですが、ブリュンヒルドはオーディンのお気に入りの娘だったため、オーディンから情けをかけられました。
人間としての一生が終わる前に、一つだけ願いを叶えてやると言われたブリュンヒルドの願いは…
「私が生きている間は、恐れを知らない、この世で一番勇敢な戦士でなければ私と結婚できないようにしてください。」
オーディンはこの願いを聞き入れ、ブリュンヒルドに眠りの魔法をかけた上で、ブリュンヒルドが眠っている場所の周りを業火で包みました。
ちなみに、この後シグルズと言う男がブリュンヒルドを足すめるのですが、この男は後にブリュンヒルド本人の手で殺されました。
じゃあ何処がわがまま娘なのか?と言うと…
自分の父親でもあり、最高神でもあるオーディンの決定は本来逆らってはいけないにもかかわらず、本当に自分の都合だけで戦争の勝利者を変えたブリュンヒルドは、普通にわがままだと思います。
しかも人間にさせられた後でも、オーディンに対しつっけんどんな態度を取り、ズケズケと自分の願いを伝える姿は、まさにわがままな娘だな〜と、ブログ主的には思いました。